「憎しみの連鎖」を改めて知るために 「パレスチナ紛争史」「イスラエル戦争の嘘」「解放闘争史」へ
ガザの戦闘と犠牲が毎日、報道されているが、その歴史的な背景はほとんど伝えられていない。ともあれ手元にある「パレスチナ紛争史」(集英社新書 横田勇人)を読んだ。「憎しみの連鎖」を知るために。ただ、考えたら、発刊されたのは2004年5月。もう20年も前だった。そんなに長く本棚にあったのかと、我ながら驚きながら。さらに構図を知りたいと思ったので、きょう新刊の新書「イスラエル戦争の嘘」を「本やタウン」経由で注文したばかりだ。佐藤優と手嶋龍一のこのコンビによる「ウクライナ戦争の嘘」は、思っていた以上に教えられるところがあった。なので、新聞報道ではわからない背景をさらに知ることができるだろうと。それにやはり重信房子の「パレスチナ解放闘争史」も読みたいが、値段が値段なので、さてどうするか?ーというところだ。ともあれ「パレスチナ紛争史」と「パレスチナ解放闘争史」の本の紹介を以下にアップへー。
内容情報
[BOOKデータベースより]
イスラムの正義を掲げる過激組織が増えつつある現在、パレスチナ問題の解決は一段と重要性を増している。このイスラエルとパレスチナをめぐる問題は、一向に収まる様相を見せず、血生臭い報復が繰り返されている。日本にとっては遠い紛争、日本人にとっては分かりにくい報復は、なぜ終わりがないのか。本書は紛争の歴史を分かりやすく俯瞰し、現役の国際部記者ならではの精緻なレポートで「憎しみの連鎖のなぜ」に答えている。
第1章 紛争の地パレスチナ
第2章 第一次インティファーダとハマスの誕生
第3章 湾岸戦争の副産物
第4章 衝突へのプロローグ
第5章 憎しみの連鎖
第6章 アラファトの誤算
第7章 イスラエルの論理
第8章 アメリカの罪
[日販商品データベースより]
イスラムの過激派組織が増えつつある現在、パレスチナ問題の解決は一段と重要性を増している。本書ではこの紛争の歴史をわかりやすく俯瞰し、現役記者ならではの精緻なレポートで「憎しみの連鎖のなぜ」に答える。
内容情報
[BOOKデータベースより]
なぜジェノサイドを止められないのか?因縁の歴史を丁寧にさかのぼり占領と抵抗の歴史を読み解く。獄中で綴られた、圧政と抵抗のパレスチナ現代史。ガザの決起と、全世界注視の中で続くジェノサイド。
第1部 アラブの目覚め―パレスチナ解放へ(一九一六~一九九四年)(アラブ民族主義運動とパレスチナ―サイクス・ピコ密約、バルフォア宣言の中で;パレスチナ分割;ナセルのアラブ民族主義とパレスチナ;パレスチナ解放勢力の登場;パレスチナ代表権をめぐる闘い ほか)
第2部 オスロ合意―ジェノサイドに抗して(一九九四~二〇二四年)(「オスロ合意」の現実(一九九四~一九九六年);パレスチナ民族憲章―改訂へ(一九九六年);ネタニヤフ登場と和平の破壊(一九九六~一九九八年);オスロ合意の破綻(~二〇〇〇年);戦乱の世紀へ―第二次インティファーダの勃発(二〇〇〇~二〇〇三年) ほか)
[日販商品データベースより]
なぜジェノサイドを止められないのか?
因縁の歴史を丁寧にさかのぼり占領と抵抗の歴史を読み解く。
獄中で綴られた、圧政と抵抗のパレスチナ現代史。
ガザの決起と、全世界注視の中で続くジェノサイド。
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