ソ連参戦で1945年8月14日に満州で起きた大量虐殺事件 2019年にドキュメンタリー映画「葛根廟事件の証言」が
1945年8月14日に大量虐殺事件「葛根廟事件」があったのだー。たまたまラジオを聞いていたら、玉音放送前日に、ソ連参戦のため、引き揚げ避難中の日本人民間人が戦車などのソ
連兵に襲われ、1000人以上の女性や子どもたちなどが虐殺された事件を知った。生き残ったのは百数十人とされる。生存者12名の証言を元にしたドキュメンタリー映画「葛根廟事件の証言」がつくられ、つい2019年に公開されていた。満州からの逃避行のむごさは証言や映画で承知していたはずだが、恥ずかしながらこんな大きな事件を知らなかった。改めてこの大事件を伝え、さらにほかにも同様の事件があり、「満州避難三大悲劇」と呼ばれているという。それらも調べながら、このドキュメンタリー映画もぜひ観たいとアップへ。
(ドキュメンタリー映画「葛根廟事件の証言」の作品紹介から)
太平洋戦争が終結する前日に満州で起きた、旧ソ連軍による民間日本人の大量虐殺事件「葛根廟事件」を題材にしたドキュメンタリー。1945年8月14日、旧満州から引き揚げ避難中の日本人の一団が、ラマ教寺院葛根廟(内モンゴル自治区)付近で旧ソ連軍に襲撃され、1000人以上が死亡した。生存者は百数十人に過ぎないとされ、犠牲者の多くは女性と子どもだった。敗戦の混乱時に満州で日本人が遭遇した惨劇の中で最も犠牲者が多かった事件と言われるが、報道で取り上げられることは少なく、その存在はこれまであまり知られることがなかった。生存者ら12名の証言をもとに事件をたどり、被害者の人生をどのように変えたのかを描き出す。福岡インディペンデント映画祭2018でドキュメンタリー部門最優秀作品賞を受賞。
2019年製作/74分/日本
劇場公開日:2019年12月21日
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