台湾脱原発映画「こんにちは 貢寮(コンリャオ)」上映会まで1週間 10月19日(日)日光市中央公民館中ホール
今年5月17日にアジアで初めて「原発ゼロ」を達成した台湾ー。その台湾の脱原発ドキュメンタリー映画「こんにちは 貢寮(コンリャオ)」の上映会が10月19日(日)14時~日光市中央公民館中ホールである。チェ・スーシン(崔愫欣)監督が6年の歳月をかけて2004年に制作した89分。制作当時、彼女は大学院生だったという。それから21年後の2025年の9月23日、東京代々木公園で開かれた「さようなら原発!全国集会」に登場。台湾の脱原発運動を担ってきた「台湾緑色公民行動連盟」事務局長として。
代々木公園の会場で当日、崔愫欣さんはこう発言した(アジアの脱原発団体「ノーニュークス・アジアフォーラム」のFacebookから)
みなさん、こんにちは。私は台湾緑色公民行動聯盟の事務局長、崔愫欣(チェ・スーシン)と申します。台湾における反原発運動の現状についてご報告いたします。今年の5月17日、最後の原子炉が正式に稼働停止し、台湾は「原発ゼロ」の時代に突入しました。 台湾には3か所、計6基の原発がありました。第四原発は市民の反対運動で、建設を遅らせ、稼働を阻止しました。2011年の福島第一原発事故は台湾に強い影響を与えました。反原発運動が拡大し、2013年には22万人デモを行ないました。2014年、台北駅前の道路を5万人が(15時間)占拠しました。翌朝、警察に排除されましたが、政府は第四原発の建設中止を宣言しました。
2016年に政権交代し、民進党政権は脱原発政策を進めました。しかし野党など原発擁護派は、脱原発に抵抗してきました。直近では8月23日に行われた第三原発再稼働の国民投票でしたが、投票率が足りず、再稼働は否決されました。しばらくは、原発ゼロが続きます。 老朽化した原発を再稼働してはなりません。原発擁護派の活動が続くので、私たちは引き続きたたかっていきます。最後に、長年にわたって反原発の活動を行ってこられた日本の皆様に感謝申し上げます。アジアの原発ゼロに向かって、いっしょに、がんばりましょう。
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