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2025年11月 6日 (木)

今日のニュースはこれ、「マムダムNY市長」  「公営バス無料化」など、急進左派34歳

Photo_202511070016014日にニューヨーク市長に当選したゾーラン・マムダニ氏が演説している。[写真 EPA=聯合ニュース](中央日報日本語版)

 

日夜から6日にかけての世界のニュースのトップはこれだ。というか、私のトップ記事はこれだ。だが、朝日新聞が大きく扱うと思っていたら、あまり目立たない1面左下段に。これは筋の読み違えだろう。公営バスは無料化する、家賃は凍結、富裕層への増税などなどー「急進左派」と呼ばれる政策でニューヨーク市長に。でも、Twitter上では「中道左派」という言い方も見かける。いやいや、政策を見ると、確かに「急進左派」の呼称がふさわしい。

きょう11月6日は、日光で市民団体「さよなら原発!日光の会」の役員会があったが、ここでもこのニューヨーク市長選の結果が話題に。かようにちまたでは、今回の「番狂わせ」が、驚きとともに、いかにも清涼剤のように受け取られている。朝日新聞も国際面でかなりの解説記事を示しているが、ほんとうは一面トップに置くべきニュースなのだと。私などは思うのだがー。

(以下はその朝日の国際面記事です)

移民でラッパー、米で注目のマムダニNY新市長 友人が見たその才能

ニューヨーク=田中恭太


選挙集会で登壇したニューヨーク市長選候補者のゾーラン・マムダニ氏=2025年10月26日、米ニューヨーク、田中恭太撮影

 米国の最大都市ニューヨーク(NY)の市長選で4日、しばらく前まで無名だった、「民主社会主義者」を自称する34歳が勝利した。インド系移民、イスラム教徒、ラッパー……。次期市長に決まったゾーラン・マムダニ氏とはどんな人物なのか。報道や彼を知る人の話から探った。

ウガンダ生まれ、母は映画監督

 公式サイトや米メディアによると、マムダニ氏は1991年、東アフリカ・ウガンダの首都カンパラで生まれた。インド系のイスラム教徒で、父親は国際関係と人類学の学者、母親はアカデミー賞へのノミネート経験もある映画監督という家庭に育っ

た。


米ハリウッドで2016年9月、新作映画のイベントに参加したゾーラン・マムダニ氏(左)と、マムダニ氏の母親で、映画を監督したミーラー・ナーイルさん=ロイター

 NY市には7歳のときに家族で移住。ノーベル賞受賞者も多く輩出した成績優秀者向けの公立高校に通った。ここでは南アジア系の生徒らにとって親しみが深いスポーツ、クリケットのチーム設立に尽力。「現実の変え方を知った出来事の一つ」(マムダニ氏)という。

 リベラルアーツの学校として評価の高い、米東部メーン州のボウディン大でアフリカ研究を専攻し、2014年に卒業。在学中にはパレスチナを支援する学生団体の支部を設立した。卒業後は非営利団体で、住宅差し押さえの危機にある低所得層の住民を支援するカウンセラーとして働き、相談に乗ったり、金融機関との交渉を担ったりした。

 18年に米国の市民権を取得。マッチングアプリで知り合ったシリア系のイラストレーターの女性と今年、結婚した。

 「ラッパー」の一面もある。高校時代からラップを始め、「ヤング・カルダモン」などの異名で友人と活動。自らのルーツをテーマにした楽曲もつくり、リリースしてきた。母親の監督作品に音楽担当として携わったこともある。


米ニューヨークで2025年10月31日、マンハッタンの高齢者施設でダンスをするニューヨーク市長選候補のゾーラン・マムダニ氏(中央左)=ロイター

警察批判・ハンストの過去も

 政界との最初の関わりは15年、市議選候補者の選挙運動ボランティアになったときだと伝えられている。自身は20年に州議会議員選挙に地元クイーンズの選挙区から出馬して当選した。バスの無料化制度の試行実現や、タクシー運転手の権利保護などで実績を積んだ。

 過去には警察予算の減額を訴えたことがあった。20年にミネソタ州で黒人男性が白人警察官に首を圧迫されて死亡した事件で全米に批判が広がった際には、NY市警察についても「人種差別的」などと批判したことがある。

 今回の選挙戦では「(当時は)いらだちの頂点にあった」と発言を撤回して謝罪。人員削減は考えていないと強調した。

 政治家になってもパレスチナ問題には力を入れてきた。イスラエル政府への抗議活動などを行い、パレスチナ自治区ガザで軍事衝突が始まった23年にはハンガーストライキをしたこともあった。

 NY市はユダヤ系住民が多くパレスチナ問題には敏感で、「反ユダヤ的」などとも非難されたが、マムダニ氏は「ユダヤ系も含めたすべての市民のための市長になる」と述べ、外交問題ではなく市政に集中すると強調してきた。集会ではユダヤ教の宗教関係者や、ユダヤ系の地元政治家が支持を呼びかける姿も見られた。


選挙集会で演説するニューヨーク市長選候補者のゾーラン・マムダニ氏=2025年10月26日、米ニューヨーク、田中恭太撮影

長年の友人「いつか大物になると」

 親交があるジャーナリストのロス・バーカンさん(36)はマムダニ氏について、「自信に満ちあふれ、よく物まねをするなどユーモアのセンスもある。一方でまじめで、現実的に物事を捉えられる面もある」と語る。「まさかNY市長選に当選するとは想像しなかったが、いつか大物になるとは思っていた」


ゾーラン・マムダニ氏と長年親交があるジャーナリストのロス・バーカンさん=2025年10月24日、米ニューヨーク、田中恭太撮影

 2人の出会いは18年、バーカンさんがNY州議会議員選挙に立候補したときだ。地元関係者から陣営が雇うべき人物として薦められたのが当時20代のマムダニ氏だった。

 選挙対策本部長に就いたマムダニ氏は、米国では重要な、戸別訪問をする運動員のまとめ役など全体を統括する一方、自らも現場に出て有権者らに支持を呼びかけた。「チャーミングな性格と笑顔で初対面の人に話しかけ、意見が合わない人が相手でも場の空気を和らげるのがうまかった」という。

 バーカンさんは善戦の末に敗北。陣営が落ち込む中、反省点を分析し始めたマムダニ氏の姿が印象的だったという。


米ニューヨークで2025年10月16日、ニューヨーク市長選の討論会に参加した(右から)民主党候補のゾーラン・マムダニ氏、共和党候補のカーティス・スリワ氏、前ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏=AP

オバマ氏も想起?

 今回、討論会で笑顔を絶やさずに反論する様子が話題を呼び、ユーモアのあるショート動画なども活用してマムダニ氏は若者世代に幅広く浸透した。

 はっきりとしたもの言いや人当たりの良さなどが「オバマ元大統領と似ていると思う」とバーカンさん。「急進的だが、現実路線も取るだろう」と話し、民主党内で急進派のリーダー的存在になっていくかもしれないと期待を込める。「すでに米政界のスターであることは間違いない」


ゾーラン・マムダニ氏の選挙集会では、オバマ元大統領の選挙運動時に使われたポスターを模したマムダニ氏のTシャツを着ている支持者の姿も見られた=2025年10月26日、米ニューヨーク、田中恭太撮影

■マムダニ氏が訴えた主な政策

(公式ウェブサイトやメディア報道などから)

・家賃の「凍結」

 NY市内では、賃貸アパートの半数近くにあたる約100万戸が家賃規制制度の対象となる。家賃の上昇幅を決める委員会の委員に、自身と同調する委員を任命して実現する

・公営バスの無料化と高速化

 基本的に1乗車2.9ドル(約440円)で、遅延も頻発し、批判が根強い

・全ての人を対象にした保育の無償化

 市内は保育園の年間利用料が、乳児クラスで2万6千ドル(約400万円)に上るなど高騰。無償保育制度の適用開始年齢を現在の「3歳」から「生後6週間」に引き下げ、かつ、すべての希望者を対象にする

・市営のスーパーマーケットを設立

 商品を卸価格で販売し、家計負担を軽減させる

・大企業や富裕層への増税

 大企業に対する州の法人税を7.25%から隣のニュージャージー州と同じ11.5%に引き上げ、年収100万ドル(約1億5千万円)以上の住民の所得税も2%上げる。ただし、州議会と州知事の承認が必要

 

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