「民藝」に魅せられる「グロリアソサエテ」 朝井まかての新刊が読みたいぞ
12月20日(土)の朝日新聞の書評欄で「これは読みたいかもー」と思った本がいくつかあったが、そのひとつがこれ。朝井まかての「グロリアソサエテ」(ネット検索をすると、どうも「栄光の人びとの集まり」、あるいは「光栄ある仲間たち」という意味だろうか?)。ともあれ、「民藝」に魅せられた人びとを描いた物語であることはわかる。絵画や彫刻も含めて、美術の世界、つまりは「美」の世界にもともとうといと思っているので、この手の物語には逆に関心を寄せるのかもしれない。それに朝井まかての筆力は日本初のイコン画家、山下りんを描いた歴史長編「白光」(文春文庫、第一刷 2024年3月10日~この文庫本が手元にあるが、読んだのはまだ半分ほど。年内には読了したい)で承知しているので、なおさらだ。「本やタウン」の本の紹介はいまいち全体が視えないが、参考に紹介へ。
ある日、河井寛次郎という陶芸家が柳家に来訪する。英国帰りの陶芸家・濱田庄司も同席し、男たちはすぐに意気投合した。彼らは共に小道具市を巡り、「下手物」―日用の品に自由な美を見出し、それらを「民藝」と名付けた。薄汚れた古布や、埃にまみれた陶磁器に感嘆し、その美を世に提唱する三人の姿に驚かされるサチ。佳き品々に満ちた柳家での暮らしと、美を愛する人々との出会いを経て、彼女自身もやがて「民藝」に魅せられていく。
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