最後は「深い虚無と疲弊」の世界に 新潮文庫版8巻「静かなドン」
「静かなドン」(新潮文庫全8巻)を読み終えた。「山あり谷あり」の手を握る展開が次々と。ロシア革命に
よる内戦で、赤軍と白軍が一進一退の攻防を繰り広げる。そこになんともむごい殺し合いや死刑が各所で実際に起きていたのであろうということが赤裸々に示される。主人公のコサック、グリゴーリーは、赤軍から白軍へ。戦功により兵から将校へ。そしてコサックの「中隊長」、「連隊長」、さらに「師団長」になり、闘いから戦いへ。兄が殺され、父が避難中に亡くなり、彼女が銃撃で斃れ、同郷の仲間が次々と戦闘で倒れる中でも生き残っていく主人公。だが、その彼も最後は内戦でほとんどすべてを失い、「深い虚無と疲弊」に包まれる。3000頁ほどになる大長編はそこで終わるー。う~ん、戦闘から戦闘への第(六)、第(七)はかなりすんなりとあらすじを追えたが、この最終巻(八)は、ほとんど悲劇に次ぐ悲劇とあって、展開を追っていくのがややつらい。打ちのめされたグリゴーリ―に対する、ある種の共感はどこから来るのかー。ともあれ深い読後感が残った名作だ。以下は、ネットの「AI回答」ー。

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