「自分の日常から知識を編む」に惹かれ 新刊新書「人類学のつくり方」(橋爪太作)
「おや?、これは何か面白そうだなー」。ネット経由で注文していた新興俳句弾圧事件を描いた「新興俳人の群像 『京大俳句』の光と影」(思文閣出版 2005年7月20日発行)をとりにいった今市の書店。久しぶりに新書コーナーに立ち寄ったところ、この新書を「発見」した。「人類学のつくり方
ら知識を編む」。なるほどーキャッチコピーがともかく上手い。すこしだけ手にとってすぐに買い求めた。調べたら、発行は6月30日初版一刷。まだ発売から1週間だった。できたてほやほやの新書だったのを知った。
項目には「知識を単に『仕入れる』のではなく自分の手で『つくる』ための技法」など魅力的な言いまわしなどが。全270頁。このところ、昭和新興俳句弾圧事件や「静かなドン」全8巻(新潮文庫)を集中的に読んでいた。それもあり、文化人類学、私の場合はとくに贈答の世界に関わることなどにふだん以上に触れたいと思ったのかもしれない。入手してから知ったのだが、「新興俳人の群像 『京大俳句』の光と影」の著者・田島和生さんは元朝日新聞編集委員。「えっ!失礼しました。先輩なのに浅学非才にしてー」と。この二冊をしばらく楽しみながら読み進めることになりそうだ。以下はネットにあるこの新書の紹介だ。
人類学のつくり方
自分の日常から知識を編む
光文社新書 1413 光文社 橋爪太作 価格 1,320円(本体1,200円+税)
発行年月 2026年06月 判型 新書
人類学とはなにか?というよりも、なにをすれば人類学になるのか?本書は「先人の知恵に学ぶ」「野外で材料を集める」「日常から未知を引き出す」の三段階、全一〇章を通じて、知識を単に「仕入れる」のではなく自分の手で「つくる」ための技法を提示する。二〇世紀初頭に現在の調査スタイルが築かれた人類学。特定の時代・特定の場所と密接に結びつくフィールドワークは、いかにして広く応用可能な視点と方法論とを立ち上げているのか?基礎の基礎から最先端まで―この一〇〇年に蓄積された「実践知」のフィールドを自分の足で歩くための、いまだかつてない手引き。
第一部 先人の知恵に学ぶ―事前の準備(はじめに;出発まで;はじまりのマリノフスキ)
第二部 野外で材料を集める―フィールドワーク(フィールドワークの門前で;メラネシアふたたび;骨と肉;身体が土地になるとき)
第三部 日常から未知を引き出す―データの整理と民族誌の執筆(イメージからの出発;文字の思考;人類学を書く)
表
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