無料ブログはココログ

ブログランキング


  • 人気ブログランキングへ

« 再び「力による支配」を横行させないために  国際刑事裁判所所長・赤根智子さんインタビュー | トップページ | 自由の国アメリカでなぜ読まれ続けるのか?   『マルクス・イン・アメリカ』 »

2026年8月23日 (日)

「暗黒社会主義という希望」とは?    ベストセラー斎藤幸平『人新世の黙示録』へ

Photo_20260822232301 「経済思想家」と紹介されている現代日本の売れっ子、若き斎藤幸平さんの新しい本、ベストセラーで知られる「人新世の『資本論』」の続編とあれば、これはまずは読まないといけないだろうとー。きょう8月22日(土)の朝日新聞読書欄の広告では「60万部突破」とある。最終の第10章は「暗黒社会主義の希望」。いわば矛盾したテーマといい、この第10章はとくに気になる。「本やタウン」で検索すると、視点が鋭いことで知られる哲学者・國分功一郎や思想家・柄谷行人も前向きのコメントを寄せている。これも手にしたいと思わせる発言だ。ともあれかなりの人が手にしているのだろうことはわかる。「時代閉塞」が身近に感じられる世界と世間についての現状認識のせいなのか、その出口の糸口を探ろうと、この手の硬い本を読みたいというたくさんの人たちがいるのだね。ともあれ私もその流れの一人になろうと思う。以下は「本やタウン」のこの本の紹介だ。

人新世の「黙示録」

集英社シリーズ・コモン 

集英社 斎藤幸平  価格 1,870円(本体1,700円+税)

発行年月 2026年04月  

気候崩壊によって、世界は恒久欠乏経済に突入した。欠乏から不安が生まれ、その不安がファシズムを呼んでいる。経済格差と欠乏を固定化させるテクノ資本主義もあいまって、他者を切り捨てる選民思想が広がっているのだ。この不安の悪循環を逆回転させ、破局の時代をともに生き抜くためには、どうすればいいのか。その切り札が参加型の計画経済だ。しかし、全体主義にならない計画経済など可能なのか。この矛盾を気鋭の経済思想家が解決し、未来への扉を開いていく!

第一章 気候崩壊による恒久欠乏経済
第二章 テクノ資本主義で進むファシズム
第三章 「世界の終わり」と加速主義
第四章 計画経済が全体主義を連れてくるのか
第五章 「ハイエクの呪縛」を解くために
第六章 デジタル社会主義は可能か
第七章 ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」
第八章 晩期マルクスの独裁論
第九章 エコロジー独裁への道
第一〇章 暗黒社会主義という希望

"【戦争と選民ファシズムの時代が到来。「世界の終わり」を生き抜くための羅針盤!】
世界的ベストセラー『人新世の「資本論」』続編!!
資本主義が招いた気候崩壊。そこから世界は極度の欠乏経済へ。奪い合いの不安のなかで、他者を切り捨てる「選民ファシズム」が蔓延し戦争も次々と勃発する。破滅への行進をどう止めるのか? 気鋭の経済思想家が、その秘策を提示する!
【各界が絶賛!】
■落合陽一氏(メディアアーティスト)
久しぶりに赤線を引きながら唸った。反論したい箇所ほど面白い、稀有な本。
■三牧聖子氏(国際政治学者)
飽くなき技術革新が人類を救う――そう囁くテック・エリートが造る「ノアの方舟」にあなたの席はない。普遍的な人類の救済へ、ラディカルな希望をつなぐ書。
■國分功一郎氏(哲学者)
「暗黒社会主義」の衝撃。この絶望的な提案が、私たちの大きな希望になる!
■柄谷行人(思想家)
資本主義の暴走による諸システムの崩壊により、少数の富裕層以外は地獄のような苦境に追いやられ始めているという著者の絶望を私も共有している。本書が提言する、新たなる「計画経済」「プロレタリア独裁」の行方を見守りたい。


・気候崩壊によって世界は欠乏経済へ
・なぜ、戦争が止まらない時代になったのか?
・「選民ファシズム」にどう対抗するのか?
・テック・エリートたちは「世界の終わり」にどう適応しようとしているのか?
・欠乏と格差を固定化させるテクノ資本主義
・不安の悪循環を逆回転させ、「破局」の時代を共に生き抜くための切り札とは?
【目次】
はじめに――未来はファシズムだ!
1:気候崩壊による恒久欠乏経済
2:テクノ資本主義で進むファシズム
3:「世界の終わり」と加速主義
4:計画経済が全体主義を連れてくるのか
5:「ハイエクの呪縛」を解くために
6:デジタル社会主義は可能か
7:ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」
8:晩期マルクスの独裁論
9:エコロジー独裁への道
10:暗黒社会主義という希望
おわりに――名もなき者たちの「黙示録」

【著者略歴】
斎藤幸平 (さいとう・こうへい)
1987
年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marxs Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economyによって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった

 

 

« 再び「力による支配」を横行させないために  国際刑事裁判所所長・赤根智子さんインタビュー | トップページ | 自由の国アメリカでなぜ読まれ続けるのか?   『マルクス・イン・アメリカ』 »

「霧降文庫」」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 再び「力による支配」を横行させないために  国際刑事裁判所所長・赤根智子さんインタビュー | トップページ | 自由の国アメリカでなぜ読まれ続けるのか?   『マルクス・イン・アメリカ』 »

2026年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30