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団塊世代

2025年12月 2日 (火)

なぜそこまで執拗に「弾圧」を継続させてきたのかー「関西生コン事件」の検察発言、違法性を認めず

717fv9huol_ac_uf10001000_ql80_ 全国版で大きく報道したのは良いことだが、警察・検察がなぜ、そこまで執拗にこの労組に「弾圧」を継続させてきたのか、その手口、背景、理由まで踏み込んだ記事にして欲しかったなと。ないものねだりかも知れないが、「なるほど」の一方でまだ釈然としない感覚が残された。懸命に記事にしているが、生煮え的な印象も受けてしまった。まとめは「産別労組の活動に対する無理解があるとみられる」ー。う~ん、だが、どうも微温的すぎる結語のような気がする。資料・史料も含め、かなり突っ込んだ取材もしているようなのがわかるので、過去の労組弾圧事件も引き合いに、もう少し角度を変えた、厳しいまとめにできなかったかとー。ともあれ「関西生コン事件」の概要をまとめてくれたのは、ありがたい。私は無期限ストライキなどの争議を繰り返した労組委員長兼新聞労連中央委員を3年間経験している。そのためこの「関西生コン」事件は他人事とは思えないので、なおさら、厳しい読み方になってしまうのかもー。(以下は12月1日の朝日新聞記事です)

産業別労組の団結権、問うた「侵害」 検察の「どんどん削る」発言、違法性認めず

2025年12月1日 5時00分

写真・図版
国などに賠償を求めた訴訟の判決前に東京地裁に入る原告ら=10月31日、東京・霞が関、黒田早織撮影

 産業別労働組合のストライキなどが威力業務妨害や恐喝といった罪に問われた事件で、無罪判決が相次ぎました。組合側は、捜査をした国や府県に賠償を求めて提訴しましたが、東京地裁は請求を退けました。一連の裁判で問われたのは組合活動の「正当性」でした。(黒田早織、編集委員・沢路毅彦)

 今年6月。東京地裁の法廷の大型スクリーンで、取り調べの録画映像が上映された。大津地検の検察官が、恐喝未遂の疑いで逮捕された男性にこう語っていた。

 「(組合を)きちっと削ってくださいよって話もあるわけです」

 「これからどんどん削っていきます」

 取り調べを受けたのは、関西の生コン業界の労働者が個人で入る「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員だった。

 関生支部は、生コン運転手など生コン関連業種で働く人が加盟する。雇用形態はさまざま。メンバーは2017年時点で、近畿2府4県に約1300人いた。

 生コンとは、工場でセメントに水や砂利を混ぜ合わせ、固まっていない状態のもの。作るのは中小企業が多く、大手のセメントメーカーから仕入れ、ゼネコンなどに販売する。大企業のはざまにあり、過当競争に苦しんできた。工場はバブル経済後に減ったとはいえ、今も全国に約3000ある。

 取引先の大企業との交渉力を高めるため、会社側は協同組合を結成。関生支部も協力し、安売りする業者に協同組合への加入を求め、建設現場で法令違反が起きないよう働きかける「コンプライアンス活動」もした。

 その関生支部で18~19年、威力業務妨害や脅迫の容疑などで、のべ81人も組合員が逮捕された。

 生コン出荷を阻むストライキや、コンプライアンス活動で業務を中断させた行為などが「犯罪」とみなされたが、後に「正当な組合活動だった」などとして、のべ15人に無罪判決が出た。この無罪の割合は、日本の刑事裁判では異例の高さだ。

 捜査の中で検察官が言ったのが、「どんどん削る」などの発言だった。関生支部側は20年、こうした発言は「組合の『団結権』侵害だ」として、国(検察)や滋賀、和歌山、京都の3府県(警察)に賠償を求めて提訴。「組合活動への誤った理解のもと、違法な捜査をされた」と訴えた。

 裁判は5年半にわたった。そして、今年10月の東京地裁(大寄麻代裁判長)の判決は、原告側の主張を全面的に退けた。

 ■「交渉要求やストで逮捕」懸念 識者

 「戦後、積み上げられてきた組合活動の保障を意図的に無視するものだ」。労働法学者の有志は2019年の声明で、関生支部への捜査の危うさをこう指摘していた。

 憲法は、個人では力の弱い労働者が使用者と交渉するために組合をつくる「団結権」を保障している。また、労働組合法は、労働者の権利を守る活動であれば暴力行為などがない限り、違法にならないと定める。

 裁判では、こうした権利の重要性をどう考えるかが問われた。

 判決は、捜査機関の言動も「団結権の侵害」になりうるとの前提は示し、「削る」という発言については「捜査機関が組合員数を減少させ、勢いをそごうとしていると受け止められてもやむを得ない」と指摘した。

 だが、結論としては「正当な組合活動を超える部分は是正するとの趣旨だ」として違法性を認めず、別の検察官の「捕まったけど組合員を続けるのか」などの発言も、違法ではないとした。「社会通念上、相当な態様から逸脱していない」というのが理由だった。

 しかし、「削る」などの発言は、黙秘する相手への説得や真相解明に資するものなのか。詳しい検討は、判決からは読み取れない。

 事件の影響などで約1300人の組合員のうち800人近くが脱退したが、こうした弱体化にも触れなかった。

 判決について、毛塚勝利・元中央大学教授は「組合活動の中心的な担い手が逮捕、勾留されたことで組合の団結権自体が侵害された側面を見ていないとすれば、妥当ではない」と指摘する。

 組合活動の違法性が疑われる際には「まず組合自体の行為として正当かを判断し、正当と評価できないときに初めて組合員の行為を評価すべきだ」と話す。一連の捜査を是認すれば「交渉の要求やストをした組合員を常に逮捕し、活動の正当性は裁判で証明せよと対応することが可能になりかねない」と懸念した。

 ■組合員いない企業も当事者/背景に無理解か

 労働運動はもともと、劣悪な労働環境や少ない報酬に対する労働者の抗議活動から始まっている。激しい実力行使を伴うことも珍しくなく、警察の取り締まりの対象となった。多くの主要国で19世紀半ばまで労働組合に団結することは禁止されていた。

 その後、団結権やストライキ権が認められるようになったのは、経営者に比べて立場が弱い労働者がまとまって交渉することが、社会を安定させ、経済全体にとってプラスになるという共通理解ができあがってきたからだ。

 日本では、1945年8月の太平洋戦争終結後、連合国の占領下で法整備が進んだ。憲法で労働三権が保障され、労働組合法で具体的に権利保障がはかられた。

 労組は、会社に賃上げや労働条件の改善を求める。ときに激しい言葉になることもあり、ストライキになれば会社の業務に打撃を与える。団体交渉の要求や要求を実現するためのストライキといった団体行動は、外形上は、強要罪や脅迫罪、威力業務妨害罪などになりうるが、労組の活動として正当性があれば、刑事責任は免れる。

 関生支部は日本では数少ない産業別労働組合だ。産別労組は、企業の枠を超えて使用者側の団体と交渉し、労働協約を結ぶ。このため、労組員がいない企業であっても、交渉の当事者になる可能性があるが、一連の事件では、組合員がいない企業や団体に対する行動が罪に問われているケースが目立つ。

 和歌山の事件で逆転無罪判決を出した大阪高裁は「産業別労働組合である関生支部は、業界企業の経営者・使用者あるいはその団体と、労働関係上の当事者にあたる」と指摘した。

 しかし、この事件を担当した検事は国賠訴訟の法廷で、「産業別労働組合は団結権が保障されないと考えていたのか」という質問に、「そうですね。正当行為の問題になるのは労使関係のある事案というのが過去の裁判例ではほとんどだった」と答えている。

 日本の労組はほとんどが企業別に組織されているため、労組の交渉相手も組合員がいる会社だけだという意識が生まれやすい。関生支部の労組員の逮捕が相次いだ背景には、捜査側に産業別労組の活動に対する無理解があるとみられている。

 

 ネット検索していたら、2019年に竹信三恵子さんがきちんとした経過と背景を書いていたので、それも追加してアップすることにします。

「戦後最大の労働事件ではないか」という声の紹介も含めてー。

「関西生コン事件」と労働基本権の危機


放置すれば労働権ばかりか社会運動そのものが成り立たなくなるような事態が、私たちの足元で進行している。近畿圏で生コンクリートを輸送する運転手らの労組員が、ストライキ、ビラまき、果ては正社員化や子どもを保育園に入れるための就労証明書を求めたことまでが「強要未遂」「恐喝」「威力業務妨害」などにあたるなどとして、2018年から2019年の現在にかけ大量逮捕・起訴され続けているからだ。一部は1年以上の勾留が続いており、運転手が加入する労組「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」は2019年7月上旬、憲法28条で保障された労働三権を侵害する「恣意的な拘禁」として、国連人権理事会恣意的拘禁作業部会に提訴している。

「正社員化」求めたら強要未遂?
生コン業界は1970年代、過当競争の中で販売価格の低下や生コンの品質劣化が起き、運転手ら働き手の報酬の引き下げによる生活難、建築物への悪影響などが問題になった。そこで、通産省(現経産省)の主導の下、各社が協同組合を結成し、価格維持を図ってきた。同労組は、このうち関西地区の協同組合に加入する企業で働く生コン運搬運転手たちを組織し、販売価格引き上げ、協同組合の民主化のほか、先に述べた「コンプライアンス活動」として、労働基準法などの順守をめぐる立ち入り調査と違法状態の改善などを求めてきた。
2017年12月、同労組は、こうした価格維持政策の中で膨らんだ利益を運賃にも還元するよう求め、会社を超えた地域ぐるみのストライキを行った。ところが、半年以上たった2018年になって、このストに絡めるなどして、滋賀県警、大阪府警、京都府警が、競うように、「恐喝」「恐喝未遂」「威力業務妨害」などの容疑で組合員たちを、断続的に大量逮捕し始めた。その中には、正社員化要求と、子どもを保育園に入れるための就労証明書の要求といった身近な要求までが「強要未遂」とされた事件もある。
問題にされたのは、「2017年10月から12月までの間に会社の事務所に、同労組員らが何回か「押し掛け」、「請負」として働いていた生コントラックの運転手を「正社員として同社に雇用させ、男性を雇用しているという就労証明書を作成・提出させようなどと考え」、組合員らを「たむろさせ同社従業員の動静を監視させ」(裁判所が出した勾留状から)たとする事件だ。
こうした事件から1年半もたった今年6月、これを「強要未遂」として、労組員5人が逮捕された。請負は自営業で、会社は団交に応じる義務はないのに「強要」した、という理屈だった。
だが、最高裁での2011年の判断や、これを受けた厚労省の報告書でも、個人事業主や業務委託などでも、勤務の実態が事業組織に組み入れられているなどの労働者と認められる基準を満たしている場合は、労組を作る権利、団体交渉する権利、ストをする権利の労働三権を行使できるとしている。
運転手は、会社の専属で働き、タイムカードで時間管理もされており、賞与や残業代も払われ、作業服も同社のものを着用し、「個人請負」の形を取っていても、運転手らが団体交渉を求めたことは、お門違いとは言えない。こうした労働ルールの基本を無視した、粗雑とも見える逮捕だった。

大幅に下がった「犯罪」のハードル
異様な逮捕・起訴は、これだけではない。ストの現場にいなかった労組員らがストを「計画した」として「威力業務妨害」として逮捕された。また、コンプライアンス活動によって建設会社に違反状態の是正を申し入れたことが「恐喝未遂」として逮捕された。建設会社の外で、事実を書いたビラをまいただけで「威力業務妨害」とされた例もあった。
逮捕者は現在延べ約80人となり、起訴も2019年9月現在で延べ60人以上となり、体調不良を抱えつつ1年以上勾留され続けている組合員もいる。被告代理人の永嶋靖久弁護士は、一連の事件について、「三井・三池闘争や、国労事件にも匹敵する、戦後最大の労働事件ではないか」と言う。逮捕者の規模だけでなく、「犯罪」のハードルが大幅に下げられ、放置すれば、労組ばかりか社会運動を恣意的につぶせる前代未聞の仕組みが日本社会に定着させられかねない事件だからだ。
一連の事件で頻出する「強要罪」は刑法223条で、「生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する」などとされている。また、「恐喝罪」は刑法249条で「人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する(財物恐喝罪)」などとされている。
これらの適用については、従来、社会的通念や客観的な事実から相当と思われるものという歯止めがあった。ところが、今回は、「脅されて怖かった」と言えば成り立つレベルまでハードルを下げて、適用されたという。加えて、逮捕して勾留期限が切れると、別の容疑で再逮捕することで長期に勾留する手法が多用され、一人につき6~7回逮捕されるという異例の事態が生まれた。
特に注目されるのは、まず、「協同組合から生コンを購入してほしい」と建設会社に働きかけた協組の経営者らを「恐喝未遂」として逮捕し、「労組に脅された」という被害届を出した経営者は不起訴にして労組員逮捕の端緒とする手法を取ったことだ。2018年6月から日本でも導入された「司法取引制度」の活用だ。
こうして出来上がったのは、自発的なものとは言えない「被害届」によって、「被害者」が「脅されて怖かった」とさえ言えば成り立つほど「犯罪」のハードルを下げて逮捕し、これを繰り返して長期に労組の活動の自由を奪う「労組つぶし」の手法だ。
また、「ストを計画」しただけで威力業務妨害(大阪府警)とされた事件については、「話しあっただけで罪になる」と言われた「共謀罪」(2017年7月施行)のリハーサルとの見方も出ている。

メディアの監視力の弱さで悪化
これらが放置されれば、影響は、他の社会運動はもちろん、メディアの取材活動にも及びかねない。日本郵政がNHKの「かんぽ報道」での取材について「圧力」と抗議したと報じられているが、経営陣が「怖かった」と被害届を出せば報道関係者を逮捕・起訴できることにもつながりかねない手法だからだ。
にもかかわらず論議は極めて低調だ。理由のひとつはSNSやマスメディアにある。
「関西生コン事件」でネットを検索すると、人権問題にかかわってきた野党議員や反差別の社会運動団体などと関係づける形での労組攻撃が上位に並ぶ。「なんだか怖いこと」という印象だけが残り、それが人々を遠ざける。外国籍住民に対するヘイトスピーチに似た手法だ。
これによってマスメディアでも、「なんだか怖いこと」の印象が広がり、報道は少ない。中には、労組員が逮捕された際、その横で待ち構え、フラッシュをたいたメディアもあったという。労働権についての教育がほとんどされていない中、マスメディアが解説機能を果たせていない。 そうした監視力の弱さによって、粗雑な逮捕や起訴に歯止めがかからず、ここまで拡大した、といっても過言ではない。
そんな中でもいま、「関西生コンを支援する会」が東京や東海地区で結成され、ようやく支援の輪が広がり始めている。多様な場での論議と労組の支援を深め、こうした事態に早急に歯止めをかけていく必要がある。

IMADR通信200号 2019/10/30発行

2024年11月 1日 (金)

2日(土)、3日(日)の「霧降文庫」は臨時休業です  上州で「最後の同窓会」に参加のため

「霧降文庫」の2日(土)、3日(日)は、臨時休業しますー。2日午後に故郷、上州太田市で尾島中学校の「最後の同窓会」に参加のため。今夏、届いたはがきによると、3年か5年の間隔で開いてきた中学校の同窓会だが、今回が「最後にします、今後は有志で開いて」とあった。確かに中学校を卒業してからもう60年ー。確かにそろそろ「閉店」の時期だねーとも。前回、確か5年前は、このとき「福島視察」(「原発いらない栃木の会」主催の1泊2日)と日程が重なっていたので、私は参加せず。つまり今回の同窓会はたぶん8年ぶりになるかも。Asakawamaki_toct26998jpg-1_20241031200201 20080106121650_20241031200301 Photo_20241031200601 ともあれ、ついでに9月1日発行の同人誌「序説第31号」(創刊50周年記念号)を10冊ほど持参するつもりだ。よく知る旧友たちに配るつもりだ。なにしろ、ひとつの町にひとつの小学校とひとつの中学校。団塊世代の約270人が、なんと9年間もずっと机を並べていた間柄なのだ。

2024年10月27日 (日)

ネット時代に知恵熱の1ケ月半でした   パソコン老朽化で手軽な2台の買い替えで

この971bjkgqp1l_ac_uf10001000_ql80__20241028190701 月中旬から10月下旬までの1カ月半、ノートパソコン、携帯アンドロイドの操作でさまざまな山あり谷ありの日々を送ってきた。あの手この手と、いろいろな手法や方法を学んできたが、それこそ知恵熱がでるような場面が何度も。きっかけは長年使っていたノートパソコンが老朽化か、動きが極端に鈍くなっていたうえ、ワードやエクセルに欠かせないマイクロソフトのオフィスがダウンしたこと。

「そろそろ取り換えどきだね」と思っていたのと、いつもお世話になっているパソコンサポートセンターから買い替えを促されていたので。新品ならば10万円以上が相場だそうだが、親しい日光のともだちがメルカリ経由で官庁の下り品の安いパソコンの導入を勧めてくれた。渡りに舟だった。で、最初は富士通の2万3000円、その一ケ月後、今度はそのパソコントラブルでパナソニックの2万円のダイナブックへ。

ノートパソコンを取り換えると、以前のソフトやドキュメントをハードディスクに移し替え、それを再インストールの手順が。いずれもパソコンに詳しい友達にさっさと作業してもらった。ノートパソコンにはオフィスが内蔵されているところが大事に。これはオフィスダウンで身にしみた。その際、今度のパソコンはカメラは外付け。国際環境NGO「Foejapan」や「原子力市民委員会」「原子力資料情報室」主催のZ00Mセミナーなどに使うことがけっこうある。だが、その外付けカメラの操作に一時苦労した。

もちろん大事なドキュメントやピクチャーは私のハードディスク経由でもちろん新しいパソコンへ移し替えた。ワード作業、とくに市民団体「さよなら原発!日光の会」の会報「げんぱつニュース」の編集作業に欠かせない。なかでも写真を切り取ったり、貼り付けたりする際に必要なスニッピング、ペイント、ブラザーのプリンター機能(PDF転換などでよく使うので)も改めてインストールした。

さらにノートパソコンのFacebook再立ち上げ、Twitterの団体URLの復活、BLOG「霧降文庫」の機能の確認、同時に携帯のラインの再開、ノートパソコンのラインの立ち上げ、併せて、携帯ラインの「さよなら原発!日光の会」グループ発足、それと同時にノートパソコンのグループ一斉メールの設定と同人誌「序説」のライン設定、それに伴うともだち10人のメールアドレスのチェック。平行しながら、QRコードによるともだち追加、その作業中の年齢確認に必要な「暗証番号」の再設定を携帯を購入したドコモ日光店で。この暗証番号再設定はあっという間だった。それらの作業の合間にアンドロイドの翻訳操作のインストールも(これはまだ使いこなせていないだがー)。

ほかにもアンドロイドで映した写真をパソコンへ。その際のパソコン画面の検索と設定に一苦労ー。あるいは能登半島地震を受けたモバイルバッテリーの購入と電池容量追加も。モバイルバッテリーは2000円すると聞かされていたが、「100均」で1000円もすれば購入できた。一日中、外出するときはこのモバイルバッテリーは便利であることもわかった。遅らばせながら、携帯でのナビの操作も覚えることになったー。

と、ざっと思い出しただけでも、この1カ月半で、以上のような作業をこなしてきた。ほかにもまだあると思うが、これだけでもいかに知恵熱が出てしまうか、わかろうというもの。以上は「忘備録」としても必要だと思ったので記してみた。若いときからネット環境に触れていれば、当たり前の日常的な作業だろうが、中高年になってからのネット環境ー。それぞれに山あり谷ありの作業の連続だった。便利な機能だが、ネット時代に追いつくにはさまざまな苦労がいるね。と、思ったことしきりだ。

 

 

2024年4月 3日 (水)

「何か善いことをしているときにはー」     吉本隆明の「視点」を「折々のことば」が紹介

「何か善いことをしているときにはー」は、私も詩人「黒川純」として発刊した詩集「砂時計主義」に掲載した詩の中のテーマのひとつとして、採り入れたことがー、いわば、社会生活の「知恵」、あるいは「警告」として。この「ちょっと」というところが、キーワードだろう。もっとも、「ちょっと」悪いことをしたときの免罪符にしたときも(笑い)。それにしても、久しぶりに「吉本隆明」の名前にお目にかかったね。学生時代におめにかかった彼の長編詩「固有時との対話」を読んだときは、頭がくらくらとスパーク。そんな構えの詩を書いてみたいと思ったことだったー。

さらにもうひとつの代表作「転位のための10篇」もかなり影響を受けたのは確かだ。「共同幻想論」を読んだのはその後。でもそれなりに納得したのは「悪人正機」で知られる「最後の親鸞」かも。さらに、中年になって、たぶん10巻ぐらいだったか、「吉本隆明全詩集」をそろえた。が、かなりが積ん読になっており、全部は読み終えていない、のに、はたと気づくー。
吉本の本をネットで検索していたら、「吉本隆明全集」がー。それもなんと、全38巻~。1970年代に吉本隆明著作集、続著作集を買い求めているが、確か、せいぜい10巻ほど。それが死後だと思うが、38巻の全集が発刊されていたのだね。これはきょう初めて知りましたー。Kob04_900683b
テキストの画像のようです
折々のことば:3046 鷲田清一
 「何か善いことをしているときは、ちょっと悪いことをしている、と思うくらいがちょうどいいんだぜ」
 (#吉本隆明
     ◇
 子どもの頃、学校で赤い羽根募金があり、場の空気から何となく百円寄付したと親に告げると「フフフン」と遇(あしら)われたと、詩人・思想家の長女で漫画家のハルノ宵子は記す。
「正義」への無言の誘導。
善いことも集団でなせば悪に転じうる。
群れずに一人で淡々とやるのが一番強いと、父に刷り込まれたと。ハルノの『隆明だもの』から。

2023年12月21日 (木)

担当医の「おめでとうございます」にいささかびっくりー   「胃がん」手術から5年経過、「完全に治りました」。

Photo_20231221212101 412967272_6837754979686624_7831078663827 「おめでとうございます」~。と、済生会宇都宮病院の担当医が「表彰状」のような書面を差し出したのにはいささかびっくり。5年前にステージ1・5、二度のセカンドオピニオンの意見も参考に「胃がん」の手術(胃の3/4を摘出)を受けた。その後、半年ごとに胃がん検査(血液、超音波、MR、胃カメラ)を受けてきた。その結果、毎回「問題なし」。で、きょうが丸5年。「完全に治った」という「治癒」のお墨付きをいただいた~。この書面では「一般的に消化器のがんは、手術治療後5年以上再発せずに経過すると、治癒したと見なされます。おめでとうございます。」とある。さらに書面は「今後は別のがんの発生に気をつけましょう」とも。ちなみに担当医によると、「問題がほぼなくなった」という「寛解」ではなく、あくまで「完治」だそうだ~。まずは自分に対して「おめでとう」と~。

2023年12月 1日 (金)

リアルタイムの「あの熱い時代は何だったのか」   池上彰「昭和の青春 日本を動かした原動力」(講談社現代新書)

「昭和の青春」が講談社現代新書で発刊されたのですぐに手にした。それも筆者は私と同世代の、というか、「団塊世代」(昭和22年生まれ~昭和24年生まれ)とほぼ同じでもあるので。池上さんによると、最も多い昭和23年生まれは268万人、この3年間の団塊世代だけで806万人とか(池上さんと私は昭和25年生まれだが)。当然、<これは読みたいね>で、ネット書店経由で入手しました。全268頁でもあり、一気に読み終えました。さすがに昭和の「通史」としては、わかりやすくまとまっているという感想だ。ただし、細部となると、あの時代をリアルに生きてきた者からすると、やや物足りない。まぁ、ないものねだりの部類だから、それでよしとしてー。昭和の青春」を知らない現代の若者も「昭和の青春」を知って欲しいと思う。

さすがにあの時代を描くとあって、「第一章」はのっけから「青春の学生運動」ー。「なぜ学生運動が(当初は)多くの支持を集めたのか」などは「経緯や背景を知ると理解が深まると思います」とある。当然、60年安保、70年安保、反ベトナム戦争、、東大闘争、日大闘争、全共闘、内ゲバ、大菩薩峠事件、連合赤軍事件ー(なぜか、私が見逃しているのか、連日のニュースとなっていた三里塚闘争や東アジア反日武装戦線がどうも見当たらないー)。この「学生運動」だけで一冊の本となるため、この第一章は駆け足で書き進んでいるきらいがある。

ていねいなのは「第3章 青春の昭和文化・社会風俗」だ。ツイッギー、ビートルズ、三島由紀夫事件に続いて、「べ平連」、「あしたのジョー」、「何でも見てやろう」(小田実)、新宿フォークゲリラ、岡林信康、高田渡も紹介。さらに「私の世代の学生がよく読んでいた作家」として、「現在ではあまり知られておりません」という高橋和巳をあげているところが「いいね」です。私も愛読した彼の「憂鬱なる党派」「邪宗門」について短いコメントも。確か、居酒屋に友達と行くことになったが、所持金がないので、「高橋和巳選集」を抱え市内の古本屋に駆け込んで酒代をつくったことを思い出した(「高橋和巳選集」は社会人になってから買い戻しています)。

さらに当時の情況の中で、自殺した学生活動家も紹介。中核派活動家だった奥浩平の「青春の墓標」、宇都宮女子高出身の高野悦子の「二十歳の原点」をとりあげている。この「二十歳の原点」は映画化されており、私も学生時代に観ている。そのところは、<当時の空気、状況をよく知って書いているな>という印象だ。倉橋由美子の「パルタイ」(ドイツ語でパーティ)をとりあげているのだがら、この流れからは、当時の学生によく読まれた「朝日ジャーナル」や「情況」、「現代の眼」、「流動」、「新地平」などの雑誌や思想家の吉本隆明「共同幻想論」、羽仁五郎「都市の論理」、廣松渉「青年マルクス論」、内田秀「ものぐさ精神分析」なども登場してもいいはずだが、これは触れられていないー(できれば、高木仁三郎や柄谷行人、澤地久枝、吉村昭、大江健三郎、筒井康隆、星新一、小松左京あたりまで触れて欲しかったがー) 。

ともあれ、新書一冊で「昭和の青春」を回顧させてもらいましたー。

 

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