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戦争法

2024年3月23日 (土)

ウクライナ戦争の狼煙は2008年の「5日間戦争」で   「ウクライナ戦争の嘘」「ウクライナ動乱」「終わらない戦争」

お彼岸最終日だというのに日光霧降高原は朝から雪空が続いた。「晴耕雨読」日和ということで、終日、「ウクライナ戦争の嘘」(佐藤優、手嶋龍一、253ページ、中公新書ラクレ)と「ウクライナ動乱」(松里公孝、なんと新書で503ページの大著、ちくま新書)を手に。夕方までに読み終えることができた。

ウクライナ戦争の兆候はロシア軍が攻め行った2008年8月の南オセアチア独立をめぐるジョージア「5日間戦争」から(66ページ)ー。佐藤と手嶋の見方が一致。「このロシアとグルジアの軍事衝突は冷戦終結後、ヨーロッパで初めて起きた動乱でした。南オセアチアというグルジアのなかの『国家』をめぐってあがった8月の砲声こそ、西側陣営とプーチンの熱き戦いの狼煙だったのです」。

あるいは松里によると、ウクライナ戦争に入る際、開戦前夜、ロシア総司令部内で、「ドンバスに兵力を集中すべきか(保護国化)、ウクライナ全土で作戦展開、とくにキエフ急襲すべきか(親国家破壊)について、激しい論争が交わされた」(453ページ)など、今を評価する分析や驚く情報が何ヵ所も。先週読んだ「終わらない戦争ーウクライナから見える世界の未来」(文春新書、189ページ、小泉悠)も併せ、世間の百花繚乱的なウクライナ戦争観にある見方がさらに鮮明にー。

昼飯は「魚沼米」の焼きナスで。さすがに「おかず」なしでも、ご飯が美味しいー。 432787465_7193836087411843_6253433469404 432782841_7193877177407734_8331452403686 Photo_20240323195801 432779709_7193877174074401_1779723245226

2024年3月20日 (水)

歴史のそんな事実も!ー「もうひとつの原爆映画」   「ソ連のスパイになった米科学者が問いかけたもの」

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オッペンハイマーやアインシュタインが水爆開発に反対していたのは知っていたが、ヒロシマ、ナガサキの投下前にマンハッタン計画に加わっていた若き物理学者がソ連のスパイとなってアメリカの核独占に反対していたのは初めて知りましたー。映画「哀れみ深いスパイ」は、ぜひ観たいいなとー。朝日新聞3月19日(火)のコラム「多事奏論」(アメリカ総局長 望月洋輔)から。

ネットで調べたら、セオドア・ホールの告白について、NHKが取材し、1999年8月22日に放映されていたのだー。いやー「浅学菲才」の典型で、知らないことは怖い、というか、恥ずかしいなとー。
(以下はウィキペディアから)

彼は死の直前にも、日本のNHKの取材に対して、病状の悪化のためにテープでの回答という形で改めてスパイ行為の告白を行い、スパイ活動をすることは自分一人で決めた、と語った。

ロスアラモスで、原爆の破壊力を知って自問した。アメリカが原爆を独占したら一体どうなるのか。私には信念があった。核戦争の恐怖を各国の指導者が共有すれば、彼らは正気を保ち、平和が訪れると思ったのだ。

この内容は、1999年8月22日に放送されたNHKスペシャル「世紀を超えて 『戦争 果てしない恐怖』 第3集 核兵器 機密映像は語る」で放送されている。
(以下は朝日新聞デジタルから)

もう一つの原爆映画 ソ連のスパイになった米科学者が問いかけたもの

2024年3月18日 18時00分

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生前、米メディアの取材に応じるセオドア・ホール=映画「A Compassionate Spy」から。Participant提供
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記者コラム 「多事奏論」 アメリカ総局長・望月洋嗣

 アカデミー賞7冠に輝いた映画「オッペンハイマー」(今月下旬に日本公開予定)が米国で話題になった昨年、原爆開発に関する機密情報をスパイとして外国に流出させた物理学者のドキュメンタリー映画も公開された。

 「主人公」のセオドア・ホールは、第2次大戦中の1944年、飛び級でハーバード大を18歳で卒業し、「原爆の父」と呼ばれるオッペンハイマー博士を中心とする「マンハッタン計画」に加わった。ドイツの先行を恐れたルーズベルト大統領が40年代初頭から進めた計画には、最大13万人が動員された。

 ホールは、開発拠点のニューメキシコ州ロスアラモスで働き始めてすぐ、米国による核兵器の独占は恐ろしい事態を招くと予感。プルトニウムを使用する原爆「ファットマン」の情報を、共産主義国の旧ソビエト連邦に提供することを決意した。当時のソ連は米国とともに日本やドイツと戦う連合国の一角だったが、原爆開発に関する最高機密の漏出は極刑もあり得る大罪だった。

ここから続き

 原爆開発に絡むスパイとしてはクラウス・フックスやローゼンバーグ夫妻が知られるが、ホールは単独で行動し、共産党員の友人を介してソ連に情報提供した。聴取は受けたが証拠が不十分で訴追は免れた。

 作品は、ホールが亡くなる直前の1998年に米CNNの取材に答えたインタビュー映像や、妻ジョーンさんへの長時間の取材、再現映像などで構成される。歴史に埋もれた題材に、なぜ、いま光を当てようとしたのか。ドキュメンタリー部門でアカデミー賞にノミネートされたこともあるスティーブ・ジェームズ監督(69)にシカゴの自宅で尋ねた。

 監督がホールについて知ったのは、数年前のことだった。10代で大胆なスパイ活動に身を投じたことに衝撃を受け、2019年にジョーンさんに長時間の取材をして、さらに引き込まれた。「オッペンハイマーが原爆の恐ろしさに気づき、水爆開発に反対したのは日本への投下後でした。ホールは開発段階で気づき、使用を防ごうとしたのです」

 いまの米国で気候変動を語る人は多いが、核兵器の危険性は忘れられ、だれも話題にしないという危機感もあった。製作中、ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を示唆したことや、中国の核戦力増強を知ったことで、映画化への思いは強まったという。

 作品には、重いやけどに苦しむ被爆者や焦土と化した広島の記録映像も盛り込まれている。映画「オッペンハイマー」では直接は描かれない場面だ。ジェームズ氏は「核兵器のおそろしさを伝えるうえで、絶対に必要だと考えた」という。タイトルは「A Compassionate Spy」(哀れみ深いスパイ)。ホールがスパイに及んだのは、共産主義への傾倒とともに、家族、そして人類を核から守ろうという「愛」ゆえだった、との思いを込めたという。

 第2次大戦後、旧ソ連は米国に並ぶ核大国になり、冷戦下の世界は核戦争の危機と隣り合わせだった。ソ連の核開発をひそかに助けたホールの行動は、核戦力の均衡をもたらした一方で、プーチン氏に禁断の兵器を握らせたとも言える。

 「冷戦とは、軍国主義が人類全体に仕掛けた戦争だと捉えるべきだ」。作品の終盤に紹介されるホールの言葉は、監督自身が伝えたいメッセージでもある。

 英雄視はできない、でも、核の使用を止めるために、何ができただろうか。多くの問いを突きつける作品だった。

2024年3月 8日 (金)

戦争と戦死者が忘れられないことのないように    「おなご」と戦争を書き続ける詩人 小原麗子さん

本日3月8日(金)の朝日新聞全国版の「ひと」欄に岩手県北上市の詩人 小原麗子さんが取り上げられていた。岩手県を代表する詩人のひとりで、懐かしく読んだ。というのも、かれこれ20年前に北海道釧路市から北上市へ転勤して仕事をしていた際、ごく自然に「ともだち」となり、小原さんの「麗(うら)ら舎」読書会にも顔を出していた。同会の大事な行事のひとつが、「千三忌」。太平洋戦争でひとり息子を亡くした母が苦労して苦労して道端に墓を建てた。小原さんは「南無阿弥陀仏」と書かれた墓の「墓守」として、この母の意思を引き継ぐ形で、毎年、「千三忌」を開いている。経緯は「ひと」を読んでいただくとして、私も「戦後連載」のひとつとして、「千三忌」を朝日新聞岩手版に書いている。その記事をそのまま岩手県を離れる際に「怒りの苦さまた青さ 詩・論「反戦詩」とその世界」(ずいそうしゃ新書、黒川純)に転載し、発刊している。2004年のことだから、もう20年前ー。「えー。もうそんな月日が過ぎたのかー」。そのことも思い出しながら、小原麗子さんを紹介した「ひと」を読んだのでしたー。

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朝日新聞3月8日(金)全国版 岩手県北上市の詩人ー

(ひと)小原麗子さん 「おなご」と戦争を書き続ける


 

写真・図版
小原麗子さん

 岩手県北上市にある自宅は「麗(うら)ら舎」と呼ばれる。「おなごが集い、本を読み語らい、文章を書き、自らの『生』を取り戻す場」を、この40年続けてきた。

 麗ら舎の重要なテーマは、反戦だ。

 終戦の約1カ月前、入院中だった姉が自ら命を絶った。夫が戦死したうわさを耳にした直後に。「銃後の守りで、誰よりも働かなくてはいけない嫁の身だった。追い詰められたのでしょう」

 「家制度」は女性の忍従で成り立つ。だが自分は一人の人間として生きたい。農協で働き、「嫁」にいかない選択を貫いた。「ゆるして下さい がつちやあー」は縁談が舞い込み始めた当時に母に向けて詠んだ詩だ。「だのに わたしにひそむ血は “納得がいかぬ” “納得がいかぬ” と叫び たぎってくる」

 「詩を作るより田を作れ」と言われても、小さな書斎で書き続けた。「農村の嫁の悲劇が生まれる原因は、多くの家族的な美しさの中にもある」。家族の調和が女性の犠牲に支えられる矛盾を指摘した。

 麗ら舎の近所に、念仏が刻まれた墓がある。一人息子の高橋千三(せんぞう)に戦死されたセキという女性が、戦争と戦死者が忘れられることのないようにと願って置いたと知った。彼女の遺志を語り継ぐため、毎年「千三忌」を開く。

 「麗ら舎の仲間は友達というより共感者。この人たちの支えがあるからこそやっていける」。今年も最新の会報誌を出す。

 (文・写真 伊藤恵里奈)

     *

 おばられいこ(88歳)

 

怒りの苦さまた青さ 詩・論「反戦詩」とその世界

黒川 純

 賢治、光晴、隆明へ思いを馳せ、「千三忌」の里からイラク派兵を凝視する。全共闘世代が世に問う反戦詩・論集。著者は朝日新聞記者。

新書判/144頁/定価1100円(本体1000円+税)
ISBN 4-88748-107-1

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著者プロフィール

黒川 純  くろかわじゅん

1950年、群馬県生まれ。
本名富岡洋一郎。
業界紙・地方紙(栃木新聞)を経て、現在朝日新聞記者。
詩誌「ベン・ベ・ロコ」「新・現代詩」会員。

目 次

詩 対 談
  戦争と家族 なべくらますみ×黒川 純
   「君死にたもうことなかれ」と全共闘
   寅次郎と賢治の「永訣の朝」
   「すべてを失ったもの」と茨木のり子
   金子光晴と「絶望の精神史」

詩 その1
  怒りの苦さまた青さ
  音楽の時間
  私たちの心を敗北させるな
  私たちの意志は届いたか
  リレー詩・川
   天の川 黒川 純/地の川 斎藤彰吾
  生き延びる日課
  天気予報はもういらない
  それも暴力だ
  遺伝子のカナリアへ
  月の砂漠へ
  毘沙門天

詩 その2
  独りの会議
  銀ヤンマ

千 三 忌
  千三忌
  「千三忌」の背景について
  58年目の夏――意志継ぎ「千三忌」営む

詩  論
  詩人の力
  「春と修羅」の心情
  詩人の条件
  詩集評
   御庄博実・石川逸子詩集「ぼくは小さな灰になって……」
  誰かのではない反戦詩へ

  哀しみを抱き未来までへ
       ――黒川純の詩について 斎藤彰吾

 

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2024年3月 4日 (月)

ロシアは17世紀の大動乱(スムータ)がトラウマに   「終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来」(小泉悠対談集)から

一進一退の終わりが見えないウクライナ戦争の戦況が中心だが、「おや?これは知らなかった」ところも。『終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来』(文春新書 小泉悠対談集)。以下がその典型だ。「ウクライナへの直接侵攻を強く働きかけたのは、国家安全保障会議書記のパトルシェフと言われているので、例えばプーチンが死んでパトルシェフが大統領代行になったら、もっと酷な事態に陥るかもしれません。17世紀の大動乱(スムータ)では内乱でロシア人同士が争い、モスクワの人口が激減した苦い歴史もある。そのトラウマもあるので、プーチンが独裁者であることを周りから渋々認められているという側面もあるんです」 Photo_20240304222001 430878098_7121607231301396_5925279355122

2024年2月29日 (木)

「非常識な分量」の『ウクライナ動乱』をようやく手に     『終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来』も   

ウクライナ戦争を知るためにー。ひとつは著者も「あとがき」で書いているが、「非常識な分量」、なんと503ページもある「ちくま新書」の『ウクライナ動乱ーソ連解体から露ウ戦争まで』(松浦公孝)。もうひとつは、小泉悠の『終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来』(文春新書)。小泉悠の新書は『現代ロシアの軍事戦略』、『ウクライナ戦争』(いずれも「ちくま新書」)で、読むのは三冊目。ロシアの軍事、安全保障が専門で、その分析には定評がある。こちらは対談集で、191ページと軽い新書だ。プーチンのウクライナ侵略戦争が2年を迎え、再びロシアが勢いづいている、そう報道されているウクライナ戦争を改めて解りたいと。『動乱』は昨年夏、『終わらない』は昨年秋の発行。『動乱』は「革命と戦争を内側から徹底解明」という触れ込み。以前からぜひ読みたかったので、注文しようとしてきたが、これまで「品切れ」が続いていた。『終わらない』は『動乱』を取りに行った書店の新書コーナーできょう初めて発刊されているのを知ったばかり。たまに書店に寄ると今回のような望んでいたそんな出会いもある。 Photo_20240229231301 430969743_7104789746316478_2098467232095

2024年2月26日 (月)

そうだ!きょうは「2・26事件」の日だったー   今から88年前の昭和11年2月26日未明

71gm8vkku4l_ac_uf10001000_ql80_ 71ycghnghel_ac_uf10001000_ql80_ 428622643_2363723753818445_8758799677285 そうだ!きょうは「2・26事件」の日だったー。facebookで226事件の記事がアップされていたのを見て、初めて「そういえばー」と。皇道派と統制派がせめぎあう軍部、その皇道派の士官らが中心となって、近衛連隊の下士官、兵ら約1500人が「決起」し、あわや東京市街戦になる直前で回避され、「鎮圧」されたクーデター事件。思想家・北一輝や士官ら18人が死刑・自殺したという。「真珠湾攻撃」はそれからわずか10年にも満たない。軍部支配がいよいよ強まる契機となった事件として知られる。ノンフィクション、映画、小説など、さまざまに描かれているが、いろいろな2・26事件ものを読んでいるが、私が印象的だったのは、澤地久枝さんの「妻たちの226事件」、反乱軍将校だったが、生き残った池田俊彦さんの「生きている2・26事件」、渡辺京二さんの「北一輝」が、すぐに浮かぶ。松本清張もさまざまな資料を基に徹底的に書いているがー。

(以下はきょうの私に「2・26事件」の日であることを教えてくれたfacebookの記事です。ここでは反戦川柳人 「鶴彬」の川柳から始まっているがー)









ざん壕で 読む 妹を 売る手紙〉鶴彬(つるあきら)

「2.26事件」

昭和11(1936)年2月26日未明 、88年前の今日、東京には雪が降っていました。近衛連隊を含む士官、兵ら1,500名が政治の腐敗や農村困窮を憂い、その原因が天皇に国民疲弊の実情を伝えない「君側の奸」にあると考え、それ排除すれば「国の改革」ができると決起したのですが、3日間で鎮圧されました。中心となった士官や民間人18名は自決・銃殺刑。参加した、させられた兵らも最優秀として全国から選抜され近衛連隊に所属した者でさえ、バラバラに散らされ最前線へと送られ

「お国に逆らったのだから死んでこい」

といわれました。

これを機に「思想犯保護観察法」が成立し、日本のファッショ化の本格的なスタートともなってしまいました。

あの頃も失政による不況で国全体の富が一部に集中し、国民は疲弊困窮していたのです。ここから更に、塗炭の苦しみを国民に強いる戦争への雪崩が起きました。伊佐沢村は現在の山形県長井市になっています。この時43発の銃弾を撃ち込まれた父、渡辺錠太郎陸軍教育総監の絶命を現場で見ていた次女和子さんは、300万部のベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者です。




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2024年2月24日 (土)

「知られざる実態を内側から徹底解明する」に惹かれて     「ウクライナ動乱ーソ連解体から露ウ戦争までー」を注文      

世界を驚かせたプーチンの「ウクライナ戦争」ー。もう丸2年になるとはー。ロシア専門家、小泉悠のウクライナ戦争本を何冊か読んでいるが、今一つ、全体像がつかめないでいる。なので、以前からこの「ウクライナ動乱」が気になっていた。以前、ネット本屋「本やタウン」で注文しようとしたことがあるが、確か「品切れ」の表示が。きょう2月24日(土)、もう一度、開けてみたら、すんなりと注文できた。ソ連解体から解き明かしているようなので、ぜひその「攻防史」を知りたいので、いいかもしれない。オビで「革命と戦争を内側から徹底解明」とある。その期待通りかどうか、数日後には今市のTUTAYA書店に届くだろうー。届いたときはネットで通知が届く仕組み。その知らせを待ちたい。

(以下は「本やタウン」で題名を打つと、アップされてくる「ウクライナ動乱」の説明です)

ソ連解体から露ウ戦争まで
ちくま新書 1739 筑摩書房 松里公孝 

価格 1,430円(本体1,300円+税) 発行年月  2023年07月 判型 新書
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内容情報

冷戦終了後、ユーラシア世界はいったん安定したというイメージは誤りだ。ソ連末期以来の社会変動が続いてきた結果としていまのウクライナ情勢がある。世界的に有名なウクライナ研究者が、命がけの現地調査と一〇〇人を超える政治家・活動家へのインタビューに基づき、ウクライナ、クリミア、ドンバスの現代史を深層分析。ユーロマイダン革命、ロシアのクリミア併合、ドンバスの分離政権と戦争、ロシアの対ウクライナ開戦準備など、その知られざる実態を内側から徹底解明する。

第1章 ソ連末期から継続する社会変動
第2章 ユーロマイダン革命とその後
第3章 「クリミアの春」とその後
第4章 ドンバス戦争
第5章 ドネツク人民共和国
第6章 ミンスク合意から露ウ戦争へ
終章 ウクライナ国家の統一と分裂

[日販商品データベースより]

ウクライナの現地調査に基づき、ロシアのクリミア併合、ドンバスの分離政権と戦争、ロシアの対ウクライナ開戦準備など、その知られざる実態を内側から徹底解明。

 

2024年2月22日 (木)

沖縄から日本全土に広がる戦雲の兆しに警鐘を鳴らす     三上智恵さんの「戦雲(いくさふむ)」(集英社新書)を注文

新刊「戦雲」(集英社新書)、「本やタウン」の解説は以下です。本日2月22日(木)(たまたま私の誕生日ですがー)、「本やタウン」経由で注文しました。ネットで注文、日光市内の書店に届く仕組み。送料はもちろん無料ー。書籍を購入する場合、私は大半がこのネット注文です。

(以下は「本やタウン」のページの解説です)

アメリカと日本政府が主導する、近隣諸国を仮想敵とした防衛計画のもと、戦力配備が続く沖縄、南西諸島は予断を許さない状況が続いている。基地の地下化、シェルター設置、弾薬庫大増設、離島を含む空港と港湾の軍事化が、民意をよそに急ピッチで進んでいるのだ。著者は2015年以来、沖縄島のみならず与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島など島々を歩き、実態を取材してきた。2022年末の安保三文書では「南西諸島にミサイルを並べ、最悪の場合報復攻撃の戦場になるもやむなし」という現地の犠牲を覚悟したものであることも暴露された。本土メディアがこの問題をほとんど報じない中、沖縄から日本全土に広がる戦雲の予兆に警鐘を鳴らす。

ウタの呪力について―辺野古海上工事再開9784087212990 428608053_24954179960897147_278207657140
ヒロジを返せ!県民大集会
山城博治さん 5カ月ぶりに保釈
“過激派リーダー”の素顔―博治さん石垣へ
「日本一の反戦おばあ」の涙―島袋文子さん国会前へ
文子おばあのトーカチ(米寿祝い)@ゲート前
泣くなチビチリガマよ―クリスタルナハトにはさせない
美味しいニュースを選ぶ人びと―高江ヘリ墜落はどう伝わったか
弾薬庫と十五夜―宮古自衛隊問題続報
軍隊と共に心中する覚悟がありますか?―島に軍隊が来るということ
文子おばあ、石垣島へ
ぬちかじり―命の限り抵抗した翁長知事が逝く
勝ったのはうちなー(沖縄)の肝美らさ(真心の美しさ)―デニー知事誕生
地図の上から島人の宝は見えない―市民投票に立ち上がる石垣の若者たち
埋められたのはこの国の未来―辺野古の海に土砂投入
まだ黙殺を続けますか?―沖縄県民投票で示された民意
島の色が変わった日―宮古島に陸上自衛隊がやって来た
「弾薬庫」に抵抗する保良の人びと―宮古島の自衛隊弾薬庫着工
クイチャー乱舞―宮古島・弾薬庫建設阻止現場の1カ月
私たちはもっとマシな社会をつくらなければならない―BLACK LIVES MATTER in OKINAWA〔ほか〕

[日販商品データベースより]

戦力配備が進む南西諸島の実態に迫った8年の記録
「圧殺されたのは沖縄の声だけではない。
いつか助けを求める、あなたの声だ」

◆内容◆
アメリカと日本政府が主導する、近隣諸国を仮想敵とした防衛計画のもと、戦力配備が続く沖縄、南西諸島は予断を許さない状況が続いている。
基地の地下化、シェルター設置、弾薬庫大増設、離島を含む空港と港湾の軍事化が、民意をよそに急ピッチで進んでいるのだ。
著者は2015年以来、沖縄島のみならず与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島など島々を歩き、実態を取材してきた。
2022年末の安保三文書では「南西諸島にミサイルを並べ、最悪の場合報復攻撃の戦場になるもやむなし」という現地の犠牲を覚悟したものであることも暴露された。
本土メディアがこの問題をほとんど報じない中、沖縄から日本全土に広がる戦雲の予兆に警鐘を鳴らす。

◆著者略歴◆
三上智恵(みかみ ちえ)
ジャーナリスト、映画監督。
毎日放送、琉球朝日放送でキャスターを務める傍らドキュメンタリーを制作。
初監督映画「標的の村」(2013)でキネマ旬報文化映画部門1位他19の賞を受賞。
フリーに転身後、映画「戦場ぬ止み」(2015)、「標的の島 風かたか」(2017)を発表。
続く映画「沖縄スパイ戦史」(大矢英代との共同監督作品、2018)は、文化庁映画賞他8つの賞を受賞。
著書に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書、第7回城山三郎賞他3賞受賞)、『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』『風かたか「標的の島」撮影記』(ともに大月書店)などがある。

 

2023年10月23日 (月)

「古山元一等兵殿の忌憚のない叱責をー」  互いに認め合っていた古山高麗雄と吉田満

「わたしは、古山元一等兵殿の忌憚のない𠮟責を、半ば被告席にすえられた気持ちで読み進むほかなかった」。この戦争短編小説集の芥川賞作品「プレオー8の夜明け」の著者である古山高麗雄(こまお)(1920ー2002)の論に「戦艦大和ノ最期」で知られる吉田満(1923ー1997)がそう語っていたとは。そして、古山も同じことを思っていたという。片や旧制3高中退の落伍兵のような一等兵だった古山、片やエリート学徒兵の吉田。徹底的に戦時中でも醒めた姿勢で東南アジア各地を転戦した古山、沖縄特攻の大和艦内の若き将校たちの思考を透徹した見方で描いた吉田ー。色合いのまったく違うその二人が吉田が勤務していた日銀内で会い、互いに著書を贈り合っていたことなどを知った。このくだりには私も〈なるほどー〉と、納得することしきり。それにしても16の短編からなる528ページの「プレオー8の夜明け」(サイゴン中央刑務所中庭8号室)、久しぶりにじっくりと。とくに「戦争中、国民は皆、天皇陛下のために命を捨てた、などと言うが、ごく一握りの人たちのほかは、それは掛け声でしかなかった。違った声を出すことができなかっただけである」(「戦友」)といった古山の見方や考え方がいかにまともであるが、浅学非才にして、ようやくそんな戦争小説作家を知ることとなった。 395330078_6619938574801600_1558519611996

2019年10月22日 (火)

前泊盛博講演会 憲法公布73周年記念in宇都宮

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